日本赤十字社 深谷赤十字病院

〒366-0052 埼玉県深谷市上柴町西5丁目8番地1 TEL: 048-571-1511(代)

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放射線治療科

放射線治療科

放射線治療は、腫瘍細胞が正常細胞よりも放射線によって傷つきやすく、死滅しやすいということを利用した治療法です。この治療では体を傷つけることなく、機能を残して“がん治療”ができるという利点があります。手術と同様に局所治療(限られた場所を対象とした治療)ですが、手術と比較して、一般には、より広い範囲に安全に治療を施すことができる特徴があります。さらに近年の物理工学的技術の発展により、病巣の必要部分には十分に作用し、正常組織にはできるだけ放射線が及ばないような治療が、従来と比べ各段に施行しやすくなってきています。そのため、手術療法と併用したり、薬物療法と併用したりすることが推奨される疾患もあります。放射線治療は、安全で効果の高い“がん”に対する治療を実現することができる、“がん”診療の3つの柱のひとつと言われています。
悪性腫瘍と診断された場合でも、病巣が小さい、1か所もしくは狭い範囲にしか存在しない、というような場合には、放射線治療単独や他の治療法との組み合わせで完治をめざす積極的治療が可能となることがあります。一方、病巣からくる痛みや出血等に悩まされるというような苦痛症状を軽減するために放射線治療が有効ということで、たびたび用いることがあります。

当院での放射線治療

当院では、高エネルギーX線直線加速器(リニアック)による外部照射を施行しております(初診予約:月・火・木・金)。
そのほか、多発する骨転移によって痛みが全身的にある方には、ストロンチウム89投与による、疼痛緩和治療も施行しています(初診予約:水)
粒子線治療や、密封小線源治療の適応が望ましい方には、ご相談のうえ、適切な施設へのご紹介をいたします。

放射線治療科での診療の流れ

当院放射線治療料では初診時に、これまで受けられた診察や検査の結果を確認し、放射線治療をどのタイミング、どのように受療されることが適切かを再度判断させていただきます。多くはご紹介による受診ですので、紹介いただく内容をご本人と確認し、十分にご理解をいただいたうえ、治療の適応を決めていきます。初診当日に放射線治療を開始することは通常はありません。必要であれば、さらに紹介医と連携・相談をしたり、検査を追加する場合があります。実際の治療計画を進める際には、当院放射線治療科内でも放射線腫瘍医のほか放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士、医学物理士という多職種チームでの検討・検証を治療計画ごとに実施しています。
放射線治療のスケジュールでは、多くの方が、1日1回、平日週5日の予定で、継続して治療を受けることになります。1回ごとの治療時間は約10分ですが、特殊治療では、より長く時間を要することがあります。通常は一連が1〜2か月の治療期間となっています。治療中は専任の外来看護師が継続して、食事や生活面の支援・指導もいたします。ご不安なことがある場合には、すみやかに対応させていただくことができます。
“がん診療”については、治療が終わった後の経過観察も重要です。治療後の患者さまも紹介医との併診などで放射線治療科を受診していただく場合があります。

治療計画CT装置(2015/5月 更新導入)

治療の適応がきまりますと、3次元治療の計画のため、病巣周囲の計画CTを撮像します。

リニアック(高エネルギーX線直線加速器)

治療効果の例

担当医紹介

氏名 役職 専門医・認定医等
楮本 智子 部長 日本放射線腫瘍学会/日本医学放射線学会放射線治療専門医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本医学放射線学会研修指導医
緩和ケア研修会修了
鈴木 健之 非常勤医師 日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医
日本核医学会核医学専門医
日本東洋医学会漢方専門医
岡本 正彦 非常勤医師 日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医
日本がん治療認定医機構認定医
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