事務部

　今日の病院は「チーム医療」の充実が重要であり、治療の現場においても、医師だけでなく、さまざまな職種のスタッフが、ひとりの患者さんへの関わりをもって病気と向き合います。私たち事務職員は直接的に診療行為に携わる部門ではありませんが、皆さまを笑顔でお迎えし、カルテ作成など診療にかかる準備を行い、診療に必要な物品を取り揃え、医療スタッフが安心して職務に専念できるように陰で支えています。最近その役割が重要となっている地域連携・医療相談・医療安全等にも事務部門の存在は欠かせなくなりました。当院では、平成25年11月13日に電子カルテを導入しています。

　当院は、昭和25年の設立時から、赤十字病院として公的な役割を果たしてまいりました。救急医療、周産期、高度な専門医療など、その次代に則し、地域のニーズに対応した特色ある診療を行なってまいりました。

　今日、高齢化が進み、医療の細分化が時代の流れとなっている中、「安心・安全かつ高度な医療」を提供するためには、各種の課題に即応することが求められています。加えて全国的な医師不足は埼玉県北部ではより深刻であり、当院も例外なく慢性的に医師が不足しています。近年は増大する医療費の抑制のための医療制度や診療報酬改定の影響を受け、病院の財政状況は大変厳しい局面を迎えております。医療ニーズへの対応と安定的な経営に必要なマネジメント、分析や企画が求められており、事務部門が果たすべき役割は大きくなっています。

患者の皆さま、そして病院のため「さらに頼りになる事務部門」を目指してまいります。