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Japanese Red Cross Society

薬剤部

薬剤部

薬剤部

概要

薬剤師数:25名(常勤)
組織:調剤課、医薬品情報課、薬品管理課、病棟業務課

薬剤部の理念

 病院の目指す理念の基づき,薬剤師は医療従事者として高い使命感と倫理観を備えた医療の担い手となり,その専門知識を活かし,チーム医療の一員として患者様に接する

基本方針

  • 薬剤師は日進月歩で進む最新情報に接し,知識と技術を向上させ,常に自己研鑚に励む。
  • 病院における経済的管理を含めて医薬品の管理,使用,取り扱いに責任を持ち,事故防止に万全を期す。
  • 医薬品使用における重大な副作用や相互作用による患者様の不利益を回避し,医薬品の専門職としての責任を果たす。

保有資格

名称 人数
日本医療薬学会 がん専門薬剤師 1名
日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療専門薬剤師 1名
日本薬剤師研修センター 認定薬剤師 15名
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師  10名
日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師  2名
日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師  2名
日本病院薬剤師会 妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師  1名
日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師  2名
日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師  1名
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師  1名
日本医療情報学会 医療情報技師(初級)  1名
日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師  1名
日本臨床救急医学会 救急認定薬剤師  2名
日本臨床栄養代謝学会 栄養サポートチーム専門療養士  1名
日本DMAT隊員  1名
日本薬局学会 認知症研修認定薬剤師 1名
日本中毒学会 認定クリニカル・トキシコロジスト 1名
心不全療養指導士 1名

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業務紹介

 薬剤部では医薬品を通じて、患者さんへ最善の薬物療法が提供できるように、医師、看護師、その他のスタッフと連携して業務を行っています。

調剤業務

調剤業務

 院外処方箋を発行しているため、入院患者さんの内服薬を作ることが主な業務となります。
 調剤業務はマニュアル化して、処方箋の発行、薬袋、お薬説明書などが自動的に作成され、業務の効率化と正確な調剤を心掛けています。
 また、お薬を安全に使用していただくために、お薬説明書、保管管理や使用時の注意点・副作用などが記載されたパンフレットを薬袋に入れています。

製剤業務

製剤業務

 メーカーが製造・販売していない、点眼薬・注射薬・軟膏・消毒薬などを作製しています。
 平成6年に製造物責任(PL)法が制定されてからは、薬事委員会で作製の妥当性を評価し、効能・効果・副作用など患者さんに説明し、同意を得てから使用することになっています。

医薬品情報業務

医薬品情報業務

 医薬品は情報なくしては使用できないと言われています。また、医薬品情報は絶えず変化しています。
 医薬品情報管理室には専従の薬剤師を1名置き、医薬品全般の情報収集、分類、評価を行い、必要な情報はタイムリーに医師や看護師などに提供しています。
 医師や看護師からの医薬品に関する質問に対しては迅速に回答しています。

薬品管理業務

薬品管理業務

 薬品管理室では院内の医薬品の適正な在庫管理をしています。院内で使用する医薬品はすべてこの薬品管理室から払い出されます。外来や病棟への伝票を用いた払い出しや、注射処方箋に基づいて患者さんごとに取り揃えての払い出しがあります。
 注射処方箋調剤にはピッキングマシンを導入しています。今まで薬剤師が処方箋に基づいて、患者さんごとにおこなっていた注射薬の取り揃えを、ピッキングマシンが自動的におこないます。これにより、業務の効率化と、より正確な注射薬の調剤がおこなわれています。

薬品管理業務

 品質管理も薬品管理室の業務です。お薬には有効期限があり、遮光・温度管理の必要なものもあります。院内に払い出された全ての医薬品を定期的にチェックして、安全で品質の確保された医薬品の供給・管理を行っています。
 また、当院は地域災害医療センターに指定されているため、自然災害が発生しても診療に支障が出ないように医薬品の備蓄も行っています。

無菌調剤業務

無菌調剤業務

 薬剤部では、注射薬の無菌調製をするために無菌調剤室(クリーンルーム)を設置しています。 この部屋では極めて清浄な環境下で注射薬の調製作業を行うことが可能です。
 クリーンルーム内は3つ部屋に分かれていて、それぞれ抗がん剤、高カロリー輸液、骨髄移植の薬剤の調製を行っています。抗がん剤の調製では、薬剤師が曝露を受けないように、安全キャビネット(陰圧)を用いて作業を行っています。

《クリーンルーム 3室完備》
 クリーンフード 2人掛け4台
 クリーンベンチ 2人掛け1台
 安全キャビネット 3台

薬剤管理指導業務・病棟業務

薬剤管理指導業務・病棟業務

 入院患者さんの使用しているお薬の名前や効果、用法、副作用、使用上の注意点など、薬剤師がベットサイドに行き説明しています。
 この業務を実施することで、患者さんが安心して正確にお薬を服用し、治療効果が上がるよう期待しています。
 お薬によっては副作用が現れることもあります。そのため、副作用は特にわかりやすい表現で説明できるように心がけています。
 その他に患者さんのインスリンやリウマチ薬の自己注射に対してペン指導を行っています。

薬剤管理指導業務・病棟業務

 平成26年6月より病棟に専属の薬剤師を配置する病棟常駐業務を開始しています。
 常駐業務の内容としては薬剤管理指導業務のみならず、入院時の持参薬管理、内服薬の配薬トレーへの分配、注射薬の取り揃え、処方支援・医薬品情報の提供といった薬にかかわる業務を行っています。
 病棟に常駐することで、よりタイムリーな服薬指導もおこなえるようになり、医師・看護師と患者さんの情報を共有し、患者さんを中心とした多職種間のコミュニケーションを図りながら安全で質の高い医療を提供できるよう努めています。

チーム医療

 薬剤師は,医師をはじめとする他職種のスタッフと共に,病院内のチーム医療に積極的に参加しています。

薬剤師が参加しているチーム医療

  • 緩和ケアチーム(PCT)
  • 感染制御チーム(ICT)
  • 栄養サポートチーム(NST)
  • 褥瘡対策チーム
  • 災害派遣医療チーム(DMAT)
DMAT

DMAT

褥瘡対策チーム

褥瘡対策チーム

緩和ケアチーム

緩和ケアチーム

感染制御チーム

感染制御チーム

栄養サポートチーム

栄養サポートチーム

外来診療への薬剤師の同席

 緩和ケア外科では、医師の診察及びその前後で緩和ケアチーム薬剤師が同席し、オピオイドの提案や服薬指導を行っています。

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治験管理業務

 新薬の開発は薬物治療の発展に欠かすことはできません。
 当院でも製薬メーカーの委託を受けて、新薬開発の臨床試験(治験)を実施しています。
 薬剤部では実施される治験が安全かつ適切に行われるように事務局を預かり、治験薬の管理や治験審査委員会の業務を行っています。また、現在院内CRCの育成を行っています。

専門薬剤師の養成・薬学教育への協力

 医療の進歩は日進月歩、新薬開発も日進月歩。
 一方で医療の質と安全、とりわけ医薬品の適正な使用は重要視されています。
 こうした時代の流れに対応して、がん専門薬剤師、認定薬剤師をはじめ、感染制御専門薬剤師、医療安全管理者など高度な専門知識を有する薬剤師を養成中です。(保有資格参照)
 また、薬学部の学生の長期実務実習の受け入れ施設になっているほか、看護専門学校の薬学教育にも携わっています。

薬剤部内の勉強会チーム

  • 抗がん剤チーム
  • 緩和ケアチーム
  • 感染制御チーム
  • NSTチーム
  • 褥瘡チーム
  • 糖尿病チーム
  • 救急チーム
  • 小児・妊婦授乳婦チーム
  • 災害チーム

薬薬連携への積極的な関与

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 平成23年2月に薬局薬剤師と病院薬剤師との相互理解、相互利益、相互尊重を掲げ、患者に対してより良い医療を提供するための意見交換の場とすることを目的とし、埼玉県北部に位置する行田、熊谷、深谷、本庄児玉、寄居、秩父の各薬剤師会とそれらの地域の中核5病院とで「埼玉県北部薬薬連携協議会」を設立しました。
年2回のシンポジウム形式の研修会、年6回の講演形式の講演会を開き、地域の病院や薬剤師会との意思疎通を図っています。

【研修会・講演会の成果】
・シンポジウム形式による参加型研修会の実現
・お薬手帳記載内容の統一化
・GE選択基準の共有化
・大腸癌・胃癌レジメン・服薬指導の共通認識化
・在宅医療への現状の把握と展開
・調剤過誤対策のアイデア・対策の共有化
・残薬調整に関する処方箋の変更
・積極的な意見交換
・病院間、調剤薬局間だけでなく双方との交流の実現
・疑義照会簡素化プロトコルの締結
・地域協働BSC(バランススコアカード)の実施

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化学療法レジメン集について

 当院は連携充実加算を算定しております。
 ホームページに公開してあるレジメンは、当院による化学療法委員会で厳格な審査のうえ承認されたものです。レジメン毎に主な副作用一覧を記載してありますので、薬学的評価を行う際にご活用下さい。
 緊急性が低いものの、主治医に情報提供が必要と判断された場合 (目安としてCTCAE ver5 Grade2以下)は、トレーシングレポートに必要事項を記載し、FAXにて当院医事課まで送信してください。送られた情報をもとに、医師の診療に活用させていただきます。診察後は評価・分析を行い各保険薬局にフィードバックいたします。
 ただし、処方に対する疑義や緊急性の高いものに関しては従来通り疑義照会となります。
 また、記載されたレジメンの投与スケジュール、支持療法は、患者さんの状態により変更している場合があります。

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調剤業務マニュアル

調剤業務マニュアルを改訂いたしました。当院の患者さんの調剤時にご活用ください。

見学希望の方へ

 薬剤部の見学は随時受け付けています。
 電話にてご連絡いただき,希望日をお伝えください。
 なお、都合により対応できない日もございますので、予めご了承ください。

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採用試験について

 採用試験については、下記「採用情報」をご覧ください。

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実務実習を受ける学生さんへ

 学生のみなさん、普段、通い慣れた大学を離れ、知らない病院で実習をすることに不安があると思いますが、当院では常勤の薬剤師がやさしく、丁寧に指導しますのでご安心ください。

集合時間(初日) 午前8時
集合場所(初日) 南棟1階 薬剤部
(患者入口から待合室でインターホンを押してください。)
実習時間 午前8時30分~午後5時(土日、祝祭日はお休み)
持参するもの 白衣・筆記具・実習用の白い靴・実習用の名札・印鑑(シャチハタ等)
身だしなみ等 実習では患者や他の医療スタッフと接する場面もあります。医療人としてふさわしい清潔な身だしなみを心掛けてください。
実習中は持参した白衣の着用となりますが、白衣の下は無地のポロシャツ・Tシャツを推奨します。派手な衣類、ミニスカート、ジーンズ等は避けてください。
更衣室内のロッカーをお貸しいたします。初日に鍵を渡しますので、初日はそのままお越しください。
香水、ネイル、派手な色の頭髪、素足、華美な化粧等は避けてください。
実習用の靴は疲れにくいもの(白のスニーカー等)をお持ちください。サンダル、ヒール、汚れた運動靴は不可となります。
実習用の名札は必ず付けてください。
昼食等 薬剤部内のカンファレンス室が飲食可能な場所となります。職員食堂や売店もご利用いただけます。
予防接種 ワクチンを接種してきてください。
麻疹・風疹・水痘・おたふく・B型肝炎・インフルエンザ(第Ⅳ期のみ)等
その他 実習風景の写真を広報や資料に使用する場合があります。ご理解をお願いいたします。

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治験について

 治験事務局を中心に治験のサポートを行っています。
 薬剤部では実施される治験が安全かつ適切に行われるように治験薬の管理や治験審査委員会の業務を行っています。
 現在はSMO(Site Management Organization)による派遣CRC(治験コーディネーター)での業務が中心となっていますが、現在院内CRCの育成を行っています。
 治験や臨床研究における症例集積性向上のため、メガホスピタルとして、前橋・高崎・渋川・深谷コア5治験・臨床研究病院(群馬大学医学部附属病院、前橋赤十字病院、国立病院機構渋川医療センター)にて治験を実施しています。

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各部門のご案内

受付時間
<初診>午前8時30分~午前11時30分
<再診>午前8時20分~午前11時30分
外来予約センター
午前9時00分〜午後4時00分
※外来受診の予約変更のみ受付
※休診日は行っておりません
休診日
土・日曜日、祝日
年末年始(12/29〜1/3)
創立記念日(11/1)
国民の休日
交通アクセス
〒366-0052
埼玉県深谷市上柴町西5丁目8番地1

お車・電車の交通アクセス