MRI検査
MRI検査とは
MRIとは磁気共鳴断層画像診断装置(Magnetic Resonance Imaging)の略で、CT検査とは異なりX線は使用せず、強い磁石の磁場と電波を使い、体の内部の状態を多方向から断面像として撮像する検査です。
検査の流れ
- MRI更衣室にて金属等を外し、脱衣更衣をします。問診が未だの場合は記入して頂きます。
※お化粧している場合、検査ができないこともありますのでお化粧をとっていただく場合もありま
す。 - 検査台に上がり、検査器具を巻いたり被せたりして、撮影部位を固定します。
- 検査中は狭い筒状の中に入りますが、動かない様お願いします。検査が始まると、痛みは伴いませんが、『ドンドン』『ガーガー』『コッコロコッコロ』と大きな連続音がなりますのでご了解下さい。
- 検査時間は内容、部位により異なりますが20分~40分位です。
- 検査内容により造影剤を(10ml~20ml)静脈注射することがあります。
- 全体として体を動かさず寝ている検査ですので安心して検査をお受け下さい。もし検査中気分が悪くなったとしても、速やかに対応いたします。
注意事項
次のような方は必ずお知らせ下さい。
検査が不可能な場合が有ります。(条件付きで撮像可能)
- 心臓ペースメーカーが入っている方
- 人工内耳が入っている方
- 妊娠中もしくは可能性がある方
- 脳動脈瘤クリップが入っている方
- 人工心臓弁が入っている方
- 固定用プレートや人工関節などの金属が体内にある方
- 歯科インプラントが入っている方
- 閉所恐怖症などの狭い場所が苦手の方
身体から外していただくもの
次のようなものは身体から外して下さい。
貴金属、時計、指輪、ネックレス、イヤリング、ヘアピン、ベルト、眼鏡、補聴器、入れ歯、カイロ、湿布、エレキバン、ライター、ブラジャーなどの金属のついた下着、磁気カード(キャッシュカード等)、金属を含む化粧品(アイシャドウ等)

検査適応となる病気
- 脳外科領域(脳動脈瘤、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、動脈硬化)
- 整形外科領域(椎間板ヘルニア、狭窄症、関節の靭帯・半月板)
- 婦人科領域(子宮、卵巣)
- 泌尿器科領域(前立腺、膀胱、腎臓)
- 皮膚科・形成外科領域(皮膚にできた腫瘤など)
- 外科領域(肝臓、膵臓、胆嚢、乳腺など)
MRIの造影剤
より詳しい検査を行うために造影剤を使うことがあります。普通は腕の静脈から注射します、また飲用する造影剤もあります。比較的副作用の少ない医薬品ですが投与後に、気分が悪くなったり、蕁麻疹がでたりすることがあります。異常を感じたときはお知らせ下さい。
当院の検査機器
当院では、GE社製MRI『Signa Hdxt 1.5T Optima Edition23.0』、『Discovery MR750w3.0T』2台のMRI装置を設置しています。
