PACSとは
PACSとは、Picture Archiving and Communication Systemの略で、医療用画像管理システムのことです。CR,CT,MRIといった画像撮影装置(モダリティ)から受信した画像データを保管、閲覧、管理することを目的とします。DICOMという共通規格を通じて連携を図ることにより一元管理することが可能になります。
PACSを導入することにより、フィルムの運搬や保管に伴う手間やコストの削減が期待できるとともに、電子カルテやオーダリングシステム、RISなどのシステムと連携することにより院内業務の効率性を向上させることが可能になります。
当院では、2004年より稼動しており、年々画像が蓄積され大容量の画像データとなりました。この貴重な画像データを、病院内と外部データセンタ―にて保管しております。このデータセンターは、高度なセキュリティーや耐震設計が施され、各省庁のガイドラインに沿って国内2ヶ所に厳重に保管されております。大規模災害や障害などにより、院内の画像データが失われた場合にも、データセンター側からの迅速なリカバリーが可能となります。
画像の外部保管
当院では、医用画像を外部保管できるシステムとしてGE社製『医知の蔵』を導入しています。
このシステムは、院内で発生する医用画像を外部施設に保管し、災害時等の患者様の画像が紛失や流失から防ぐ目的にて導入されております。尚、外部施設との連携は、セキュリティ等各省庁のガイドラインに沿い、安全で安心なシステムとなっております。