令和6年度 深谷赤十字 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 773 186 214 265 462 803 1342 3150 2014 361
当院は、高齢化が進む埼玉県北部地域において、小児科や周産期医療、救急医療等を実施しているため、入院患者の年齢区分も全体に分布しています。 (令和6年度 入院症例9,570例) 70歳以上の患者割合は57.7%であり、厚生労働省患者調査による全国の病院合計数による70歳以上患者割合60%と比べると、高齢者割合は低くなっています。 疾患別上位となる循環器系疾患(狭心症や慢性虚血性心疾患)、脳梗塞などは高齢者割合が高く、その平均年齢は70歳以上となっています。 急性期中心の入院診療となるため、早期転院を促していること、がんの手術や内視鏡検査の患者割合が高いことなども、全国平均に比べ高齢者割合が低くなっている理由と考えられます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 284 5.04 4.18 0.00 71.56
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 244 3.20 3.07 0.00 71.84
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 114 4.46 4.47 0.00 67.32
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 92 3.74 3.27 0.00 70.24
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 87 19.13 17.33 8.05 82.59
かかりつけ医から紹介を受け外来を受診した方や、救急車にて受診された方などが主な入院患者さんとなっています。 心臓や血管に原因となる病気を有している方が入院対象です。症状は胸の痛み、動悸、息切れなど胸部症状を自覚される方や、体の浮腫みや足の痛みなど胸部症状以外の自覚症状を有している方まで様々です。 正確な診断と早期の治療をこころがけています。入院期間は、検査や治療また疾患等によって異なりますが、早めの退院を目指しています。心臓の検査治療以外に、その原因となる疾患(糖尿病、肺炎、貧血、腎機能障害など)などの治療も併せて行い、患者さんの全身状態の改善を図ることを心がけています。 上記表のうち、第1位「狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等~」は冠動脈形成やステント留置を施行し、第2位の「狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし」は、冠動脈の造影検査の入院となります。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 195 7.31 8.88 2.05 76.08
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 58 8.00 7.45 0.00 75.48
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 51 8.98 11.90 0.00 76.82
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 36 10.22 10.93 8.33 73.22
060102xx02xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 小腸結腸内視鏡的止血術等 31 10.00 9.27 0.00 73.23
当科で最も多い症例は「内視鏡的胆道ステント留置術」であり、入院症例を分かりやすく分類すると、胆管結石、胆嚢炎疾患195件(16.0%)、続いて胃の悪性腫瘍58件(5.0%)、胆嚢、肝外肝管の悪性腫瘍51件(4.4%)が上位3疾患となります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 96 4.35 4.54 0.00 73.53
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 90 5.74 7.05 1.11 68.80
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 62 14.73 14.81 1.61 71.68
060035xx99x5xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 33 4.00 4.42 0.00 57.09
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 8.19 9.08 0.00 73.55
当科は地域の中核病院としての役割を担っており、診断群分類でみると、第1位は鼠径ヘルニアのヘルニア手術で全体の9.3%を占めております。第2位は胆嚢炎等、腹腔鏡下胆嚢摘出術が全体の8.0%で、第3位結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍です。(上記表にはありませんが)6位以下には肝癌や胆嚢癌の手術症例が並び、がんの手術と共に術前や術後の抗がん剤治療から、その他一般診察の両者を共に扱っていることがわかります。診療範囲を広く担っており、地域医療に貢献していけるよう努力しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 176 3.28 2.45 0.00 72.26
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 89 6.69 6.81 0.00 73.04
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 77 4.51 5.16 1.30 65.34
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 59 7.14 7.77 0.00 73.75
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 47 10.36 11.11 0.00 72.13
大きなまとまり(MDC6分類)にしても前立腺の悪性腫瘍が1位で全体の18.2%を占めております。2位は膀胱悪性腫瘍11.6%、3位は上部尿路疾患となります。癌のために尿管が狭くなり、水腎症になった患者さんの精査、治療することもあります。 50歳以上の中高齢男性に前立腺肥大症のために排尿障害、尿閉と腎不全になる場合があり、内服治療または内視鏡手術で治療しています。 また、ダヴィンチの手術は傷口が小さくすみ、術中出血や傷の痛みも少なく術後の回復が早い傾向にあります。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 84 5.55 6.22 0.00 0.95
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 72 6.07 6.38 1.39 3.79
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 68 9.56 6.11 1.47 0.00
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 65 6.29 5.61 7.69 4.75
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2 なし 43 3.47 3.51 2.33 1.95
新生児は在胎32週以降を対象に診療を行い、緊急帝王切開への対応、呼吸障害に対する人工呼吸器対応も可能です。 小児は呼吸器感染症(肺炎、気管支炎、RSウィルス)、気管支喘息、川崎病、痙攣性疾患(熱性けいれん、てんかん、急性脳症)、食物アレルギー負荷試験、その他各種の小児疾患を診察しており、呼吸管理を要する患者さま(肺炎、脳症など)も治療しています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xBxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 Bあり 85 16.40 12.23 0.00 72.48
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 62 17.97 14.69 1.61 75.03
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 5あり 47 19.87 19.30 0.00 80.53
130010xx99x9xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2 9あり 30 13.87 12.45 0.00 71.97
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等2 4あり 27 8.22 9.72 0.00 80.37
診断群分類で分けると上記のとおりと細分化されてしまいますが、もう少し大きなまとまり(MDC6分類)とすると、下記のように大別されます。 第1位は非ホジキンリンパ腫249件(38.7%)、第2位が多発性骨髄腫で102件(15.9%)、第3位が急性白血病89件(13.8%)となります。 血液疾患の患者の在院日数は長めで、これは治療後の患者の状態に応じ入院加療を継続した上で加療を行っている割合が多いからです。
救急診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 77 4.05 3.58 10.39 36.66
160400xx99x0xx 胸郭・横隔膜損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 25 6.96 9.39 16.00 64.32
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 7.74 7.99 8.70 53.87
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし 22 3.41 2.63 0.00 46.86
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 5.74 6.89 0.00 51.26
救命センターで受け入れを行う患者は多岐に渡り「心血管緊急症」、「外傷」、「脳血管障害」などになります。また,広範囲熱傷などの治療にも重点を置いています。 初療の後、各診療科の専門的治療が開始され、それぞれの科に転科しますが、外傷で全身にわたるものなどは救急診療科の管理となります。MDC6分類で最上位に入るのは「薬物中毒」となっており、交通事故などによる頭部外傷、骨盤損傷、次いて近年の異常気象に伴う体温異常(熱中症)となります。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 48 14.25 13.75 8.33 75.60
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 28 4.82 6.01 0.00 53.71
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 26 15.38 16.40 26.92 83.04
110280xx97x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり 18 25.28 25.70 27.78 68.89
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 15.86 13.66 7.14 78.71
診断群分類で分けると上記のとおりと細分化されてしまいますが、もう少し大きなまとまり(MDC6分類)とすると、下記のように大別されます。 第1位は慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全で140件で全体の28.8%を占めております。 続いて肺炎、ネフローゼ症候群、敗血症、急性腎不全等となっております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 67 28.16 25.29 65.67 76.51
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 20 18.15 19.16 30.00 63.40
160870xx99x00x 頸椎頸髄損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 15.93 13.10 66.67 68.60
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 13 13.23 17.84 7.69 38.31
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 12 12.92 14.04 0.00 74.42
上記のDPC分類では細分化されているため、MDC06で分類した傷病部位、疾患別件数は以下のとおりです。 第1位は高齢者の転倒などによる股関節・大腿近位の骨折67件(17.8%)、次いで多いのは胸椎、腰椎の骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む)20件(5.3%)、第3位は頸椎頸髄損傷15件(4.0%)が続きます。 救急からの入院では交通事故などによる多発外傷の受入があり、骨折部位が複数に及ぶものも、他の診療科と連携しながら受入してます。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 41 20.00 16.40 7.32 82.49
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 35 2.49 3.03 0.00 73.74
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 22 20.32 18.68 13.64 76.68
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり 13 33.23 18.72 0.00 72.62
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 12 21.00 20.78 16.67 76.33
診断群分類で分けると上記のとおりと細分化されてしまいますが、もう少し大きなまとまり(MDC6分類)とすると、下記のように大別されます。肺炎等91件(23.1%)、 肺の悪性腫瘍87件(22.1%)、心不全14件(3.6%)の順となります。 全国平均と比べ高齢者の割合も多く、併存する疾病も多いことから、在院日数は若干長くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 167 1.38 4.29 0.00 75.93
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 159 1.31 2.49 0.00 74.42
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 13 1.38 4.52 0.00 74.92
020220xx97xxx1 緑内障 その他の手術あり 両眼 - - 6.87 - -
- - - - - - -
上記の表ではDPC症例のみを掲載しているため収載がありませんが、当科の入院症例の93.9%(326件)は白内障による水晶体再建術となっています。 日帰り手術のため在院日数も短めになっております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 9.93 9.83 20.00 76.73
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 28 17.82 16.94 35.71 73.64
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 21 13.76 16.89 14.29 72.38
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 19.89 18.68 52.63 70.68
010010xx03x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 14.08 19.89 0.00 62.46
脳神経外科では、救急部と協力して頭部外傷患者の治療を積極的に行っております。 また脳血管障害の中でも、脳梗塞の急性期治療は発症4時間30分以内に開始できれば、t-PAの投与を、救急部の協力のもと救急外来行い、そのまま集中治療室に入室して全身管理を含めたきめ細かく神経症状の変化をチェックしていきます。 上記DPC分類では非外傷性頭蓋内血腫や頭蓋・頭蓋内損傷が上位にありますが、MDC6分類では「脳梗塞」が全体の26.7%を占める症例です。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 49 9.63 9.40 0.00 34.33
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 27 10.63 9.20 0.00 47.37
120140xxxxxxxx 流産 17 2.00 2.44 0.00 31.41
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 15 4.33 2.92 0.00 40.60
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし 13 21.15 19.47 7.69 33.08
当院では、近隣の開業の先生からハイリスク妊婦の紹介が多いため、異常分娩の数が多くなっています。 切迫早産も病状に応じ入院管理をしていますが、 妊娠32週以前の早産児は当院では管理していないので、さらなる高次施設へ転院搬送となる場合があります。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他の手術あり 22 5.27 5.54 0.00 55.86
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 20 5.30 6.92 0.00 81.45
130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 2.00 7.82 0.00 68.75
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 20 2.00 2.74 0.00 72.95
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 14 2.57 3.77 0.00 45.00
上記のDPC分類では細分化されるため、MDC06で分類すると、皮膚の良性新生物22件と最も多く入院症例の12.2%を占めます。2位が3疾患あり皮膚の悪性腫20件(11.1%)、非ホジキンリンパ腫20件(11.1%)、眼瞼下垂による手術20件(11.1%)となります。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2 なし 38 10.21 9.82 0.00 74.32
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 9.33 9.59 0.00 33.56
040150xx97x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2 なし 13 26.08 28.41 15.38 71.38
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 8.31 9.28 0.00 58.00
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし - - 8.16 - -
大きなまとまり(MDC6分類)にすると、第1位は肺癌の手術で全体の37.9%を占めており、当科が受け持つもっとも多い疾患です。 高齢者に多く、手術患者さんの平均年齢は74.3歳です。 第2位は気胸で若年者に多いのですが、当院では70歳以上の肺気腫に合併した高齢者の手術割合が高く、そのため平均年齢も若干高くなっています。手術を行う症例、胸腔ドレナージにより手術をしない症例が半々となります。 次いで多いのは肺癌の抗がん剤治療です。手術の効果を強化するための抗がん剤の適切な使用も、当科の大切な仕事です。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 72 8.29 9.77 0.00 68.21
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 53 4.49 5.50 0.00 62.92
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - 3.94 - -
180050xx99x1xx その他の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 1あり - - 11.79 - -
130070xx99x0xx 白血球疾患(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 9.43 - -
当科の主要な取り扱い疾患は、MDC6分類にすると乳房の悪性腫瘍で126件、全体の90.6%を占めております。 病態に応じて、根治療とQOLを損なわないように、術前薬物療法(化学療法、分子標的治療)、外科的手術療法(乳房部分切除術、乳房前切除術、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節切除等)、術後補助療法(抗癌剤化学治療、内分泌療法、化学療法、分子標的治療、放射線治療)をおこなっています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 15 2.07 2.66 0.00 66.20
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 12 19.67 20.84 0.00 69.42
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし 10 20.20 10.18 0.00 80.70
050080xx0100xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 17.03 - -
050163xx01x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり - - 27.01 - -
診断群別患者数での1位は心臓大血弁膜症関連で28件(30.1%)、弁置換、弁形成手術の症例と、手術前のカテーテル検査目的の入院となっています。 2位は非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤で人工血管置換術の適用で18件(19.4%)となります。3位は下肢静脈瘤14件(15.1%)で、エコーでの診断や手術 をおこなっています。その他、心臓大血管領域疾患も外科的治療が望まれる症例は適宜、循環器科の医師と連携し、治療方針を決定しています。 手術に際しては安全に行えるよう術前の全身評価や手術手技に関して綿密にカンファランスをおこない、手術に臨んでいます。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 34 3.00 2.73 0.00 4.68
060170xx02xx0x 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病 なし 11 3.00 6.85 0.00 3.55
060150xx99xxxx 虫垂炎 手術なし - - 8.00 - -
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり - - 2.96 - -
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし - - 9.45 - -
当科の主要な取り扱い疾患を説明するため、MDC6分類による上位疾患を示します。第1位は鼠経ヘルニア34件(44.7%)、第2位は虫垂炎9件(11.8%)、第3位停留精巣7件(9.2%)が続きます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 54 - 15 29 24 12 1 8
大腸癌 32 43 41 36 40 66 1 8
乳癌 58 36 13 - - 1 8
肺癌 25 20 20 34 20 20 1 8
肝癌 - - - - 24 10 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は地域がん診療連携拠点病院として埼玉県北部のがん診療を担っております。このデータの数字を見ると、再発が多いように見えてしまいます。特に大腸癌は、再発数が多いと思われますが、これは実際進行した癌の割合も多い事もありますが、データ処理上初回治療後6ヶ月過ぎて治療を行なった場合、実際には再発していなくても再発として処理する決まりになっているためこのような一見不自然な事が起きます。さらに当院では化学療法(抗癌剤治療)を積極的に行っておりますが、数日程度の短期入院をしていただく事が多く、例えばそれを同じ患者さんで5クール(回)繰り返した場合には再発数5とデータ入力する決まりであるため、必然的に再発数が多くなってしまいます。 実際の当院のがん生存率はどのがん種も全国統計とほぼ同じレベルであります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 22 10.09 52.23
中等症 104 16.59 76.83
重症 20 18.70 80.15
超重症 - - -
不明 - - -
まず、図表の説明からいたします。 肺炎の重症度は、年齢、脱水、呼吸、意識障害、収縮期血圧の各々の程度を考慮して総合的に算定しています。 当院は三次救急病院を兼ねているため、市中肺炎の中でも重症度の高い肺炎が多い傾向が認められ、患者年齢は80歳代が多く高齢化が進んでおります。 入院経路においては、他の医療機関からの転院、または自宅より来院する方、療養施設からの患者さんと多種です。 高齢者が多いために、入院中併発症を起こしたり、もともとの持病が悪化したりすることもあり、そのために在院日数が延長することが認められます。 肺炎治療後の退院に際して、家族と相談をしつつ、療養型病院、療養施設、自宅かに分かれますが、その行き先により少し在院日数が変動することがあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 110 20.35 75.20 39.82
その他 - - - -
当院では、2018年度より運用が開始された埼玉県急性期脳梗塞治療ネットワーク(SSN)に連携病院として参加しており、緊急性を要するt-PA治療を行っています。さらに、t-PAを投与しても溶けなかった血栓を、特殊なデバイスを用いて回収するカテーテル治療を行う体制が整い、現在稼働しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 187 2.44 2.71 0.53 71.40
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 109 2.67 10.83 5.50 77.40
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 95 1.18 2.46 0.00 68.01
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 等 60 2.30 2.57 0.00 71.33
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 等 55 0.09 11.24 1.82 70.51
心臓の血管(冠動脈)の狭窄や閉塞によって、胸部症状を有していたり、心臓の機能が低下している場合に経皮的冠動脈ステント留置術(形成術)を行います。 これは開胸手術ではなく、カテーテルという細い管を使用した手術のため患者さまの負担が少ない治療法です。 最近では技術の進歩で、橈骨(手首の血管)からのカテーテルの挿入が主流となり、さらに患者さまの負担が緩和しています。 足の血管の狭窄や閉塞による、足の痛みに対しても同様にステントを使用した四肢の血管拡張術を行っております。 その他にもペースメーカー移植術も数多く手がけ、心拍数減少由来の疾患の治療を行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 95 1.09 3.86 1.05 69.12
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 71 1.07 2.55 0.00 75.44
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 52 2.71 11.52 3.85 71.42
K7193 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術 等 31 4.87 23.77 9.68 75.45
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 25 4.52 16.36 0.00 75.56
Kコード別手術患者数を見ると、「腹腔鏡下胆嚢摘出術」や「ヘルニア手術」といった良性疾患であり広く求められる手術、「内視鏡的胆道ステント留置術」といった内視鏡手術、さらに「結腸切除術・全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術」や「胃切除術・悪性腫瘍手術」といった、がん手術まで広い分野で手術を行っています。地域でニーズの高い一般診療を併せて積極的に行っていることを示しています。
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 163 0.83 8.39 3.68 76.17
K654 内視鏡的消化管止血術 59 0.46 10.15 13.56 73.27
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 等 57 0.98 6.11 0.00 75.30
K6852 内視鏡的胆道結石除去術 その他のもの 等 52 0.90 3.25 0.00 76.13
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 46 1.74 8.26 0.00 71.98
「内視鏡的胆道ステント留置術」(第1位)が236件で全体手術件数の20.4%を占め最も多い手術症例となっています。第2位の「内視鏡的消化管止血術」は上部消化管の出血に施行するものが主で、第3位の「内視鏡的胃・十二指腸ポリープ・粘膜切除術」については、早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術(ESD)の施行となっており腫瘍の面積が大きい場合(3センチ以上)に選択する手術です。第4位は「内視鏡的胆道結石除去術」、第5位は「内視鏡的膵管ステント留置術」となっております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 102 1.46 4.24 0.00 73.67
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 83 1.55 2.66 0.00 65.19
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 等 58 1.36 4.78 0.00 73.72
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 50 0.68 7.64 8.00 69.74
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 46 1.28 8.09 0.00 72.13
経尿道的膀胱腫瘍切除術は、表在性膀胱癌の方を対象に、開腹せずに手術用内視鏡を用いて膀胱癌を切除します。 尿路結石の尿管嵌頓、癌が原因である尿管狭窄で水腎症となり急性腎不全、腎盂腎炎となった場合に尿道を通して腎臓と膀胱の間に尿を通す尿管ステントを留置する場合があります。 膀胱結石、異物摘出術も増えてきております。腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術は、ダヴィンチ手術にて傷口が小さくすみ、術中出血や傷の痛みも少なく術後の回復が早い傾向にあります。 、また、前立腺肥大症で排尿障害、尿閉となった患者さんに内視鏡で前立腺を切除しています。 精巣がんの治療には、手術・放射線・化学療法(抗がん剤)があります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 317 0.01 0.35 0.00 75.17
K2686 緑内障手術 水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術 等 26 0.00 0.19 0.00 75.58
K2822 水晶体再建術 眼内レンズを挿入しない場合 - - - - -
K2682ロ 緑内障手術 流出路再建術 その他のもの - - - - -
- - - - - - -
水晶体再建術で93.9%以上を占めています。 水晶体再建術の多くは、1日入院の手術となります。手術当日に入院し、術後の経過を見ながら休息して頂き、診察により問題がなければそのまま退院できます。 他に、緑内障手術なども症例は少ないですがおこなっております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 73 3.15 20.52 50.68 75.11
K0462 骨折観血的手術(下腿) 等 29 3.14 9.62 17.24 49.24
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 等 14 1.00 4.64 7.14 44.43
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 等 13 3.77 26.69 61.54 54.00
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) 等 12 0.83 1.50 0.00 33.92
上位の症例について上肢、下肢の骨、関節外傷に対する骨折観血的手術が30.9%と多くを占めています。 また、「骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 等」は手術により挿入した固定具の抜釘です。股関節や膝関節の人工関節手術、軟部組織に対する手術、腫瘍手術、脊椎等の変性疾患への手術、アキレス腱断裂手術など、幅広く実施しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 等 55 7.40 7.35 0.00 34.15
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 等 35 2.77 7.77 0.00 32.97
K877 子宮全摘術 33 1.36 8.45 0.00 49.76
K867 子宮頸部(腟部)切除術 15 0.87 2.47 0.00 40.60
K861 子宮内膜掻爬術 13 1.62 1.00 0.00 46.54
分娩を扱う地域での中核の総合病院という特徴からハイリスク妊婦が集まり、帝王切開が上位を占めています。 既往帝切、骨盤位、多胎妊娠は原則帝王切開という方針にしているため、一層「予定して行う帝王切開」が多くなっています。 婦人科領域の手術では、子宮筋腫、子宮内膜増殖症、子宮頸部高度異形成による子宮摘出が上位疾患となっています。 また、 卵巣部分切除術などの手術もおこなっております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 38 0.16 8.50 15.79 77.66
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 20 3.95 13.40 0.00 65.10
K178-4 経皮的脳血栓回収術 16 0.00 26.94 68.75 72.56
K1781 脳血管内手術 1箇所 16 0.75 28.44 37.50 61.56
K6092 動脈血栓内膜摘出術 内頸動脈 等 12 4.50 8.83 8.33 75.75
脳神経外科で最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対し頭蓋から血腫を洗浄除去する慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術で38件で全体の11.8%、続いて頭蓋内腫瘍摘出術で20件、経皮的脳血栓回収術と脳血管内手術が16件となっています。 脳腫瘍の手術の際は、侵襲を減らすために様々なモニター下で摘出術を行っております。 脳動脈瘤に対しては、これまで主に開頭クリッピング術での治療のほか、血管内手術(コイル塞栓術)での治療もおこない、動脈瘤の部位や形態に応じて最適な治療を選択できます。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 25 0.72 3.40 0.00 54.84
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 18 0.00 4.00 0.00 81.44
K6262 リンパ節摘出術(長径3cm以上) 12 0.00 1.00 0.00 71.17
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) 等 11 0.00 1.00 0.00 70.09
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) 等 - - - - -
四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹)25件と最も多く全体の15.6%となっております。リンパ節摘出術(3㎝以上)12件・(3㎝未満上)9件、瞼下垂の手術は、その他の(余剰皮膚切除術等)が11件・眼瞼挙筋前転法が9件、その他の手術症例として、皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)18件となっています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 等 53 1.11 2.38 0.00 62.92
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 等 35 1.00 6.46 0.00 66.94
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 等 25 1.00 7.08 0.00 71.92
K4761 乳腺悪性腫瘍手術(単純乳房切除術(乳腺全摘術)) - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) 等 - - - - -
当科の乳腺悪性腫瘍手術は119件で全体の85.6%となっており、その内訳として全摘手術は74件、部分切除手術は45件となっています。部分切除手術とは、がんを含めた乳房の一部を、扇形または円形に切除して、乳房の正常部分をなるべく残す手術です。切除した組織を病理検査に提出し、転移の有無を確認します。また、センチネルリンパ節生検をおこなって、リンパ節の切除を施行するか判断します。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 20 3.15 11.50 0.00 71.10
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 17 4.53 3.76 0.00 32.12
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 14 1.29 4.64 0.00 76.50
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 10 1.00 4.20 0.00 60.70
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除 等 10 1.10 4.60 0.00 68.00
呼吸器外科で最も多い手術は、胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術の45件で全体の25.9%となります。続いては自然気胸に対する根治術です。気胸はほとんどが緊急入院で、その治療経過のなかで手術が選択される例が多いため、入院から手術までは様々です。 また、気胸の手術の際は胸腔鏡の活用を考えますが、肺癌の際にはそれに拘泥してはおりません。他に、胸腔鏡下肺切除術、気管支瘻孔閉鎖術などもおこなっております。
救急診療科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 12 5.42 46.08 33.33 66.42
K481 肋骨骨折観血的手術 - - - - -
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 止血術 等 - - - - -
K084 四肢切断術(大腿) 等 - - - - -
K494-2 胸腔鏡下胸腔内(胸膜内)血腫除去術 - - - - -
当科では全身管理が必要で各診療科へ引き継ぐことが困難な多発外傷の初療を行っています。よって手術症例も腹部や胸部の外傷によるものの症例が多くを占めています。この統計には「創傷処理(挫創や切創等の縫合など)」を含めていないため、実際の手術の多くは創部の縫合、血管の結紮などが上位を占めます。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 11 2.55 15.73 0.00 81.09
K5551 弁置換術 1弁のもの 等 - - - - -
K617-2 大伏在静脈抜去術 - - - - -
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの - - - - -
K5552 弁置換術 2弁のもの 等 - - - - -
心臓血管外科の手術別患者数での1位は大動脈瘤の治療法としてステントグラフト内挿術11件で全体の11.8%で、以前の大動脈瘤の根本的な治療は「人工血管置換手術」とは違い、この手術は胸やお腹を大きく切り開いておこなわず、身体への負担が軽減されています。第2位は弁膜症の外科的治療としての弁置換術です。第3位は伏在静脈抜去術や冠動脈、大動脈バイパス移植術などとなっています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K635-4 腹腔鏡下連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 11 5.73 23.36 0.00 64.36
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 等 - - - - -
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 - - - - -
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 等 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
当科では、腎臓疾患患者の透析導入のため、シャントの造設、腹膜透析の導入のために行う腹膜潅流カテーテル留置などを他施設と連携しながら実施しています。他には、内視鏡下でポリープ切除・止血術などの症例もおこなっています。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 34 1.00 1.00 0.00 4.68
K6333 臍ヘルニア手術 等 11 1.00 1.00 0.00 3.55
K836 停留精巣固定術 - - - - -
K830 精巣摘出術 - - - - -
K414-2 甲状舌管嚢胞摘出術 - - - - -
小児外科で最も多い疾患は鼡径ヘルニア(いわゆる脱腸)となっています。当科では腹腔鏡下の鼡径ヘルニア根治術をおこなっています。 女児では直径2mmのミニポートを使用する当科独自の方法を考案し手術を行っていますが、鼡径部の創は3mm程度で極めて整容性に優れています。停留精巣は経過観察を行い、1歳までに陰嚢内に下降しない症例に精巣固定術を行っています。 虫垂切除術は腹腔鏡を用い、臍下半周の切開創のみで虫垂を切除しており、やはり整容性に優れた術式となっています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 等 12 0.00 13.42 0.00 0.00
K7151 腸重積症整復術(非観血的) - - - - -
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
ハイリスクの妊婦を産科で受け入れている為、帝王切開による緊急分娩が多くなっています。分娩立会いで緊急蘇生を行い、そのまま入院という状況となる場合が多くなります。 小児外科の常勤医がいるので整復不能の腸重積手術、ヘルニア嵌頓、急性虫垂炎など、まれには新生児の外科疾患などにも対応しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 28 0.29
180010 敗血症 同一 14 0.15
異なる 69 0.72
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 32 0.33
異なる 12 0.13
当院は埼玉県北部医療圏の三次救急病院でもあり、何らかの感染症から敗血症にいたり、また、播種性血管内凝固症候群(DIC)を併発する患者さんも搬送されて来て、他医療機関から紹介入院する頻度が多くあります。 症状の程度は原病にもよりますが、重症の場合が多い傾向です。いずれも病態も、集中治療が必要であり、原疾患はいろいろですが、内科をはじめ対応する各科で治療を行っております。 手術・処置等の合併症に関して、その原因を究明することはもちろんであり、その後の対処も最善、適切に行っております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1260 1192 94.60%
当院では、多発外傷、骨盤骨折、人工関節の置換術や腹部手術を受けた患者、産婦人科などの術後に、安静臥床が長くなった患者では注意しなくてはならない術後合併症の 1 つとされています。また、内科疾患でも長期安静臥床中の患者に深部静脈血栓症 が発症しています。肺血栓塞栓症は予後不良の疾患であり、発症1時間以内の死亡例が全死亡例の約 4 割を占めています。そのため、肺血栓塞栓症の原因となる深部静脈血栓症の早期発見と早期治療が、肺血栓塞栓症を予防することになり非常に重要です。各部署での対応として、弾性ストッキング着用、間歇的空気圧迫法、 抗凝固療法をしています。なお、平成 28 年度からは小児科・小児外科を除くほぼ全患者にリスク評価を行ない、リスクに応じた予防法を施行するようにしています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2163 1243 57.47%
敗血症は病原菌が血液中に流入して全身に広がることにより悪寒や高熱などの重篤な症状を呈する感染症で、流入した病原菌によって高い致命率を示します。血液培養は採血により血液中に流入している病原菌を採取し、病原菌種類の決定や適切な抗菌薬治療を実施するための検査です。血液培養は病原菌の検出感度向上や原因菌決定のため、2セット以上採取することが望ましいとされています。2024年度は敗血症を疑う2,163症例において血液培養を実施しました。小児や貧血している患者様には採血し過ぎないよう採血量に配慮して実施したため、2セット採血の実施数は1,243件、2セット実施率は57.47%でした。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1313 1017 77.46%
近年、広域スペクトル抗菌薬をはじめとする抗菌薬の乱用による各種の薬剤耐性菌が増加しつつあり、多剤耐性菌による院内感染が問題になってきています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延につながります。当院では、不適切な抗菌薬の使用を防ぐ目的として広域スペクトルの抗菌薬の使用届出制の実施、抗菌薬使用量の把握、培養提出の推進を行っています。また、抗菌薬適正使用を推進するため、抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardshio Team:AST)を組織し、日々活動を行っています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
111583 223 2.00%
当院では、転倒・転落を予防するために、患者の外的要因(環境的要因)と内的要因(患者個別の要因)を予測し、行動要因を加味しながら対策予防に努めています。患者・家族へ、入院生活は転倒しやすい環境にあることを説明し、「転倒・転落を予防スクリーニング」を実施しています。患者一人ひとりの生活行動を支援することを基本としながら、転倒・転落を予防するために多職種で組織的に取り組んでいます。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
111583 8 0.07%
転倒・転落予防とは絶対に転ばないことを目的にするのではなく、転倒・転落による大きな傷害(有害事象3b以上)を防止するよう多職種によるチームマネジメントに努めています。「転倒・転落発生時の院内共通対応策」フローや、「転倒注意ポスター」を掲示し、患者・家族、職員にも注意喚起を促し、転倒・転落予防に多職種で組織的に取り組んでいます。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
709 601 84.77%
予防的抗菌薬の投与目的は組織を無菌状態にすることではなく、手術中の汚染による細菌量を宿主の防御機能によって十分コントロールできるレベルまで減少させる補助的なものであり、あくまでSSI(手術部位感染)の発生を減少させるものです。術中に十分な組織内濃度を維持する必要があることから、切開の1時間前以内に投与を開始することが望ましいとされています。適切な投与によりSSI予防に努めることは、患者の入院期間延長や医療費の増大を抑えることにつながります。しかし、緊急手術のようにクリニカルパス導入されていない手術では1時間以内に投与開始が困難である場合もあります。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
103949 98 0.09%
当院は、入院患者すべてに褥瘡発生危険因子の評価を行い、危険因子がある場合には褥瘡対策計画書を作成し日々褥瘡予防に尽力をしています。さらに褥瘡発生のハイリスク患者に対しては重点的なケア計画を立案し褥瘡対策チームでの介入を行っています。 当院のベッドマットレスは体圧分散性のウレタンフォームが標準装備されており、さらに高機能エアマットレスも100台常備しており患者に合わせた寝具が選択できるようになっています。週に1回は多職種で構成されたチームで褥瘡回診をおこない、多角的な視点で予防から治療まで検討できる体制を取っています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
6143 5446 88.65%
当院は日帰り入院などを除く全患者を対象に栄養管理を実施しています。入院時の栄養スクリーニングの結果をもとに栄養状態にリスクがある患者の改善指標やその程度、関連要因を明らかにし栄養状態についてGLIM基準を用いて評価しています。入退院のタイミングによって実施できていない場合もあります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
111583 13118 11.76%
認知症ケアチームが身体抑制最小化チームを兼任し病棟ラウンドを毎週行っています。 病棟ラウンドでは、抑制が必要と判断した患者の行動を、多職種で行動理由・身体抑制最小化するための対応方法を病棟看護師・病棟師長と共に多角的に検討しています。 行動理由や患者の生活史などを追求し、どのようなケアや対応を行えば患者にとって必要最低限の抑制となるかカンファレンスを行っています。
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